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「別にいいじゃないか。
自分より頭の悪い奴の授業なんて、普通は聞く気になんてならないよ。
だからといってサボるのも、それはそれで暇だからあまりしないけど。
まぁ、君はサボってばかりみたいだけどね。」
「…………まぁな……俺はこうやっているのは嫌いじゃない。」
「……フフッ……なるほど。」
淡々とそうのべ、寝ている俺の隣に座り込んだ帝に、俺は自分でも驚くほど穏やかな声でこたえた。
後で聞いた話だが、帝はすでに海外において、高校も大学も飛び級で卒業しているらしい。
それなのにわざわざ再び高校へと通うのは、本人は『暇だから』といっていたが、実際はトップとして始終大人達に囲まれ続けるのは、流石に苦痛を伴うからなのだろう………。
まぁ、ただの憶測にしかすぎんがな。
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