風紀委員長様の追憶‡前‡

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ガチャッ 「あっ、そうだ!!」 扉を開いて屋上をあとにしようとしたその時、帝は何かを思い出したかのように俺を振り返った。 「……楽しかったよ……またね……… …………緋月。」 ……バタンッ…… 「!!!!」 俺は寝ていた体をバッと起こすと、じっと帝が去った後の扉を見つめ… ―………俺の名前………知っていたのか………。 初めて名を呼ばれた事に驚きを感じながら、ただ呆然とそんなことを考えていた。 .
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