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――はっ
そうだ!
『ねぇ中沢くん。今日は私の家に泊まっていくでしょ?』
「え……」
『だってほら!もう遅いし』
「……」
悩んでいる中沢の周りを美羽は「ね」と言って後押しする
「うん、分かった。今日は泊まらせて貰うね……えっと…名前は‥」
『七海…七海美羽!』
「……七海。覚えとく…じゃあ今度はオレの番、オレの名前は……」
『中沢準くんでしょ』
「…なんでオレの名前‥知ってるの?」
平然という美羽に驚いた中沢は問う
『だ、だって‥前に会ったことあるし…』
「……え…君とは初めて会うけど」
―ガーン―
ははは、初恋だったのにい!
中沢くんは私との初めての出会いを忘れちゃったの…?
そんなのってあんまりよ!
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