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家に入れる事にしました
『ただいまー…』
くすんっ
『あーぁ、中沢くんに会えなかったなー…でもまぁいっかこの子に会えたし』
「すー…」
『あたしウミくんしかいなかったしなぁ…』
ん‥はっ
『…起きた?』
えっここどこ!?
『だ~れも居ないからゆっくりしてっていいよ』
……
『あたし…独りぼっちだから‥お母さんやお父さんは海外でお仕事なんだ…だから、』
―ペロ
『……慰めて、くれるの?…君優しいね…ウミくんもそうやって慰めてくれたんだよ』
そう…
あの日も独りぼっちで。
「にゃー」
私の足下に顔を擦り付ける温かい感触に私は目を通した
そこには私と同じ立場の猫だった
『君も一人なの…?あたしも…独りぼっちなんだ』
―そこから私とウミくんの出会いが始まった―
『…だから、ね‥私にとって動物は大切な存在なの!』
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