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『勿論君もね』
にこっと笑った美羽は二度目のキスをした
「もう……」
『え』
「やめてくれー!!」
瞳を開けると目の前には今までいた犬は消えて中沢くんがいた。
そう…
中沢くんが……
『‥って!え…えっ!?何で中沢くんが!?』
あまりの驚きに美羽はパニック状態に陥る
一方中沢の方はやりつめた感じで深い溜息を付くと
「あのさ…オレがその“犬”なんだけど」
『えっ――!!』
それこそ驚きだった美羽は今までにないくらい大きな声を張り上げた
「驚かないでよーく聞いて欲しいオレ達はその…元々人間なんだ……」
―え
『人間!?』
嘘嘘嘘っ!
そんなことが現実にあるなんて夢みたい!
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