第二章 仲間

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一旦アーチャの家に行き落ち着く事にした四人。シミコーはまだ信じられないといった様子で〔残り四人のうち二人は謎の男と闇三大皇。後の二人はどんなヤツなんだ…〕するとアーチャが〔あの…実は…〕と呟くように言った。〔どうした?〕と大が言う。アーチャが〔その伝説の武器の話し…兄もしていた事あるんです…もしかしたらあの兄の刀も伝説の武器かも…〕と言った。〔え?アーチャにお兄さんがいるの?〕タケヒが言った。〔はい。今旅に出てるんです。皆さんと同じ目的で…〕アーチャが俯きながら言う。するとシミコーが〔なんだって?!じゃあ…間違いなく仲間だな…伝説の武器に刀が一つあるんだ。名は《斬鉄剣》雷を司る刀だ。〕なぜかそういう事にシミコーは詳しい。〔じゃあ仲間に間違いないね。まずはアーチャのお兄さんを探そう。そして仲間に。〕タケヒが言った。するとスガが〔仲間も重要だと思うけどシュンが言ってた"時間"てなんの事なんだろ?〕大が〔確かにそうだな…なんの事を言ってたんだろーな〕〔…お前気絶してたじゃん〕タケヒがツっ込んだ。〔とにかくアーサヒ国に行かなきゃ何がなんだかわからん。きっとアーサヒ国近辺の村に行けば何らかの情報は得られるはずだ。アーチャの兄貴も探さなきゃならんからな。さぁ行くぞ。〕シミコーが言う。そして四人はアーチャとの別れを惜しみながら旅の続きに向かった。すると少し歩いたところに一人の男がいた。顔色が悪く今にも倒れそうだ。〔ク クスリくれないかな…病気みたいなんだ…〕男が言う。〔クスリならあったはずだ。さぁ飲みな。〕スガがクスリをあげた。すると〔ありがとう…少し楽になったよ。それにしてもあの星綺麗だよね。君達もそう思わない?〕男が言った。タケヒが〔あぁスゴい綺麗だね。けど行くのはやめた方がいい。あれは決して綺麗だけで片付けられる星じゃないから。〕男は〔え?今から行こうと思ってたのに…残念だな。あ…名前言ってなかったよね?僕はタァル。よろしく〕スガ達も自己紹介をした。〔いまから僕の地元ヒガシ町に帰ろうと思うんだけど遊びに来ないかい?〕タァルが言った。〔もしかしたら何か手掛かりがあるかもね…よし行こう。〕スガが言った。そして4人はタァルの地元ヒガシ町を目指した。
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