運命の星。

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その星を見ていた。1人の青年スガ。星は輝き続ける。スガは〔あの星の所に行ってみようかな。暇だし。〕と言うと旅の支度を始めた。大きなリュックの中には《山菜の詰め合わせ 釣具 地図 メガネ》を入れトイレに行ってから自宅を後にした。シームカップ村を背に1人星に向かって歩き出す。スガは歩いた。歩き続けた。一週間も経った頃だろうか、山菜も底を尽き食べるものがないと嘆き終いにはメガネにすら手を出そうとしていた。するとなんだか辺りはとても明るい。〔あれ?今は夜だよな?どうしたんだ?〕疑問に思い空を見上げると星がもう間近に迫っていた。〔うわぁ…〕スガはそれ以上言葉が出なかった。すると…後ろから、【ガサガサ】という音がした。スガはドキっとして釣具を身構えるとそこにはバカデカいハンマーを持った背の高い男と同じ背の丈ほどあるバカデカい剣を背負ったメガネの男がいた。〔人がいる。〕ハンマーの男が言う。すると〔こんばんわぁ。君も星のトコロへ?〕メガネの男がスガに話しかけた。スガは〔はい!もう少しだから今から向かおうと!〕するとメガネの男は〔じゃあ良かったら一緒に行きませんか?どーせ目的は一緒ですし。〕ハンマーの男も頷く。スガも食料がなくなり困っていたので、助かったとばかりに賛成した。メガネの男は〔申し遅れました。僕はタケヒと言います。こっちのバカデカいハンマーを持っているのはシミコーです。よろしくね〕と言うとペコと挨拶をした。スガも自己紹介し挨拶。タケヒとシミコーはスガの仲間になった。そして三人は星へ向かい歩き出した。
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