運命の星。

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三人は歩いた。するとタケヒは〔スガは武器を持っていないの?〕と聞く。スガは〔武器なんて危ないから持ってないよ?てかなんで武器?〕と聞き直した。あまり喋らないシミコーが口を開ける。〔知らないのかい?この辺は魔王の縄張りだしあの星だってきっと魔王と関係があるんだと思うよ?知ってて来たんだよね?〕と言う。スガは...... ( ̄□ ̄;)!?という顔をした。〔まさか知らなかったの?;〕タケヒは言う。スガはもちろん知らなかった。知りたくもなかった。しかし知ってしまった以上参戦するしかないと思い、半ば無理矢理な感じで旅を続ける事にした。しばらくすると町が見えてきた。ビエイ町だ。人口は少ないがたくさん物が売っていて便利な町の一つだ。三人はその町に入り、スガに武器屋で武器を買わせる事にした。武器屋に入るとそれはそれは豊富に揃っていた。しかし質が悪く使えるのかわからんものばかり。しかし武器を持たないよりはいいと言って剣を買い、出ようとした時なにやら店の奥が騒がしい。見てみると1人の格闘家らしき人が出過ぎたマネをしている。三人は黙って見ていると今度は三人に向かって出過ぎだした。〔おい 何見てんだよ。好きになっちゃうぞ。〕格闘家が言う。三人は吐き気をおさえながら無視して店を出た。しかし格闘家は追って来る。〔待てって!冗談②!その格好さては星だろ!?〕格闘家が言った。その通りだがあまり関わりたくなかったため目を合せなかった。〔俺は大!!俺も星を目指してる。なんか引かれるんだよなぁ…まぁきっと魔王だけどね〕不思議な事があるものだ。ここにいるスガを除く三人は魔王の存在を知っていながら星を目指している。スガは何かドキドキとし興味が沸いてきた。するとシミコーが〔大とか言ったな。理由はどうあれ生半可なヤツを星には近付かせない。〕と急に言い出した。頭がおかしくなったか?とスガは思った。すると大は〔じゃあ生半可かどうか試してやるぜ…〕とかカッコつけて言い出した。そして異様な空気に支配されながらもシミコーがハンマーを構える。それに合せて大も鉄のナックルを付けた手袋を履く。タケヒはニヤニヤしながら鼻糞をほじっている。スガは何もできずにただ棒立ち状態で見ているだけだ。すると次の瞬間〔…!!!〕
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