運命の星。

4/7
16人が本棚に入れています
本棚に追加
/11ページ
スガの剣から激しい光りが放たれた。〔うわぁ!!〕スガは驚いて腰を抜かす。それを見た三人は(〇Д〇;)という顔になっていた。光りは星の方角を指している。するとタケヒが〔これは…伝説の剣…〕続いてシミコーが〔あの伝説の星の剣だって…?〕大も〔ウソだろ…〕。何がなんだかわからないといったスガはとりあえず剣を抜いた。すると剣が勝手に動き出す。剣に振り回されているスガは、それはもうマヌケだった。伝説の剣はなにやら光で空に文字を書き出した。〔我は星の剣、貴公を主と認める。〕その文字はとても大きく書かれていた。するとタケヒが〔じゃあ…スガが勇者って事か…?〕と言い出した。スガはそんな勇者なんて夢物語だろ。このドリーマーが。と内心思っていたが戸惑っているフりをした。大も〔じゃあ無理矢理にでもお前についていくしかないな…〕と言う。わけもわからずスガはとりあえず剣をおさめた。こんなボロ武器屋で買ったボロボロの剣が伝説だって?信じれるわけもない。その時、店から店主らしき男が出てきた。〔俺の名はジョニ。この武器屋の店主だ。その剣について俺が教えてやる。〕すると店主ジョニは語り始めた。〔その剣は昔俺が成金時代に金にモノを言わせて手に入れた極上の剣だった。しかしな、俺はその剣をある男に託したのさ。その男はな…言ってみれば初代の勇者だ。〕四人の顔が凍りつく。それを無視してジョニは続きを話す。〔その男は正義感があって熱い男だったよ。そんな時にあの忌まわしい事件が起きたんだ。そう忘れもしない二年前。アーサヒ国というところでとんでもないバケモノが暴れだした。バケモノは人々の大切なものを次々と破壊し、殺した。きっとそこの三人もそれがあって武器を持ったのだろう。〕三人はうつむく。〔俺も大切なものを失った一人さ。〕ジョニは言う。〔そしてそのバケモノに星の剣で立ち向かったのが初代勇者だったんだ…〕ジョニはそこで話しをやめた。スガは空気を読む事が出来ないのか〔んで勇者はどうなったの?〕と聞き出した。ジョニは渋々と答えた。〔死んではいないよ…けどな…その勇者は今…〕。スガはイライラしながら言った。〔その勇者は今何してんだよ?!〕ジョニが言う。〔今この世界を破壊しようとしている…魔王だ…〕四人は素晴らしく息を合わせて言った。〔なんだって!?〕
/11ページ

最初のコメントを投稿しよう!