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サンタのプレゼント
パパ「風向、弟がやっぱ欲しいみたいだな」
ママ「そうね、回りの子達は兄弟がいるから羨ましいのよ」
パパ「だろうな…」
サンタさんの服に着替えたパパが、ママと話す。
ママ「そろそろ風向は寝たと思うわよ?」
パパ「そうか、じゃ行ってくるよ」
パパは、プレゼントが入った袋を手に取り、風向の部屋に行く。
ガチャ…
ドアを開ける。
風向に、きずかれないように忍び足で机に向かう。
風向「うぅん…」
ピタッと動きを止める。
なんだ寝言か…心の中で呟き、再び忍び足で歩き机の前に立つ。
もう一度風向が寝ているか確認し、袋からプレゼントを出し、机の上に置いてある靴下に入れた。
目線に一枚の紙が目に入る。
パパ「風向が書いてた手紙か…風向ごめん!」
小声で謝りながら手紙を手に取り、見る。
サンタさんへ
サンタさんぼくは、本当はおとうとがほしいです。
けど、ママとパパはサンタさんにたのんでもむりだといわれました。
ぼくは、サンタさんにおとうとじゃなくてポ〇モンのソフトをたのむことにしました。
サンタさん、ぼくのおねがいはむりですか?
へんじは、よこにおいたかみにかいてください。
もう一度机を見る。
靴下の横には、白紙の紙が置かれていた。
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