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年が明けてすぐに俺は涼と一緒に遊んでいた。 俺「寒いなぁ」 俺は子供のくせに寒がりだった。 子供は風の子なんて嘘だと思うくらい寒がりだった。 その日は積もった雪に穴を掘って遊んでいた。 何が楽しいのかわからないが、なぜか楽しかった。 涼「なぁ。暖まるのに良いもんあるんだけど」 涼はポケットからライターを取り出した。 どこにでも売っている100円ライターだ。 あんな小さい火で暖まる訳はないのだが、俺達はライターの火をつけてみた。
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