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「お前な、熊が殺ったらオレたちこんなとこに来ねぇだろ!」
「そうですけど…」
「まぁ、どうせどっかの変体が快楽殺人をやったんだろ?」
松山が辺りを見ながら言う
「じゃあ犯人は今も逃走中って事ですね?」
「その件に関しては我々所轄で捜索中ですので」
「お願いします」
西が頭を下げた
「さて!そろそろ戻るか!」
「ですね、日も暮れて来ましたから」
機材をかたずけ、もと来たみちを戻ろうとしたその時…
ガササッ!
「ん!?」
「どうしたんですか?先輩」
突然振り返った松山に西が聞く
「あ…いや何でもない」
松山は不思議に思いながらもその場を後にした。
「ウゥ…アアァ…ウァ…」
一瞬だが松山には何かのうめき声が聞こえた気がした…
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