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村に着いた頃にはとっくに日が暮れていた
「いやぁー日が落ちるのもすっかり早くなりましたなぁ!」
「やっぱり秋は早いですよね」
そんな会話をしながら本部へ着く
「ただ今戻りました!…あ、あれ!?」
多田が本部の入口前で驚いている。
それもそうで、捜査本部に有った機材や道具などが片付けられている…
「ど…どうなってんだ!? 」
「あ…あの、いったいどうしたんですか!?」
多田は荷物を運びに部屋から出て来る男に聞く
「本庁から連絡があって、捜査は中止になったんですよ!知らなかったんですか?」
男の言葉に三人は愕然とした
「いったいどうして中止なんかに?」
「今回の事件は熊による被害ということになったそうです。ですからお二人はすぐにでも本庁へ戻るようにと、指示がでています」
「おいおい、だって…本庁が今回の事件は人によるものだっていってんだぞ!?」
「…そういうことは私ではなく本庁のかたに言って下さい」
そう言うと男は外のトラックに荷物を積めに行った。
二人は釈然としないままだった…
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