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結局機材は全て運ばれ、もとの何もない集会場になり警察関係者もほとんどが帰ってしまった。
「あれ?多田さんは帰らないんですか?」
「えぇ…私はもう少しここに残ります。熊がまた出ては大変ですからね。」
「そうです…か」
「多田さんは今回の一件、どう思ってるんすか?」
急に松山が横から質問してきた
「わ…私は上からの命令ですから仕方ないとは思いますが…」
「気掛かりっすか?」
多田もまた、今回の件が腑に落ちないようだった…
そんな事を考えながらも時間は過ぎてゆく…
同時に彼らの地獄へのカウントダウンはゆっくりと確実に迫っていた…
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