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過ぎ行くは夏の憧憬
去り行くは秋の幼さ
過去を嘆きつつ
歩いて行こう
過去を惜しむとも
流れるる河は戻らない
この悲しみを背負いながら
人知れず慟哭すれば
人知れず悔やむれば
明日を一人
歩いて行こう
苦しみは人の弱さ
許せぬのは心の狭さ
今 愉しみは愚かで
希望は虚しい
失われる安らぎと
損なわれる無邪気さは
晩秋の宵闇に似て
儚く、切ない
掌からこぼれる幸せに
歯軋りしながら
多くの悔恨を刻みつけ
そして・・・・
我、西へと逝かん
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