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私達は知っていた
薄々と感じていた
ただ感情がそれを許さなかった
私達の行くべき道が
ひとつしかないこと
私達の行くべき道が
それしかないこと
全て感じていた
それでも無理に
私達は繋がることを求めていた
大きな蟠りと
今までとは明らかに違う
よそよそしさを痛感しながら
私達は未だにお互いを必要としていた
お互いが存在しなければ
私達は生きて行けなかった
けれど・・・
感情は残酷で
理性は無情で
お互いを想う気持ちの掛け違いに気づく
私達は立ち尽くしていた
迷い子のように
道を探せず、手を繋いだままで
今にも泣き出しそうな顔をして・・・
いつしか時が過ぎ
この選択が正しかったと
思えるまでの長い道のりを探せ出せずに
私達は立ち止まっていた。
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