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「廖化殿!助太刀いたします。」
「我らが力を会わせ、呂布を倒しましょう!」
廖化と共に、指揮を取っていた、下級指揮官である、韓当(カントウ)と王平が、呂布に向かっていく。
「韓当殿、王平殿…助太刀感謝致します。呂布よ!覚悟しろ。」
廖化達は、呂布に一斉に攻撃をしていく。
「呂布様!」
数人の兵士が助太刀に着た。しかし、
「邪魔をするな!この程度の雑魚が集まろうが、俺に敵うわけないだろ。」
呂布に言われてはどうしようもなかった。むしろ、無理矢理にでも助けに行けば、呂布に殺される可能性もあった。兵士達は、呂布の護衛を諦めた。
「さあ、俺を楽しませろよ!」
呂布は、さらに嬉しそうな顔をした。
「後続が遅れ出してるな。」
孝彦が呟いた。最前線では、象部隊の突撃により、重装歩兵隊の隊列を崩していた…と言うより、重装歩兵隊が、道を開けて象部隊を通過させていった。もちろん、数頭の象は進路を変えて、敵に突っ込んでいた。
「報告します。最後尾にいる、木鹿大王隊の兵士が、呂布の猛攻により、壊滅的な打撃を受けています。」
「何!呂布だと…弱ったな。」
孝彦が頭を抱えた。頼みの陸遜は前線にいて、呼び戻す事もできなかった。
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