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「っっ!!」
光輝が言葉にならない叫び声をあげた。
充が最後の一口を食べてしまったのだ。
「あ~、おいしかった…ってあれ?兄貴どーしたの?」
光輝は下を向いてなにかブツブツと言っている。
「………もする……を……で…」
「え?」
「1ホール8万もするケーキを一人で食いやがって」
光輝はフルフルと震えて言った。
「え?ちょ、兄貴?や、やめろよ?」
光輝は立ち上がり充にゆっくりと近づいていく。
「も、もう何してもケーキは戻らないよぉ」
充は後退りしながら言った。すると光輝は立ち止まり……
「うおぉぉぉおぉぉ!!!」
光輝は吠えた。
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