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あの後、充は落ち込む光輝をなだめ、自室に戻っていた。
時刻は夜12時…まわりの家々は寝静まり、光輝も寝る準備に入っていた。当然隣の部屋の充はすでに寝ている。
「ふぁ~あ…寝るかなぁ…」
光輝が布団に入った、その時。
隣でなにやら話し声が聞こえることに光輝は気が付く。
「…充…電話でもしてんのか?」
光輝はあまり気に留めず目を閉じたその時。
「いやだ!やめろ!」
充の叫び声が聞こえた。
「充!?」
光輝は飛び起きて充の部屋の前に走っていく。
「おい!充!どうした!?」
「兄貴!!助けてくれ!」
充の叫び声が聞くのを確認しないうちに光輝は鍵のかかったドアを蹴り飛ばしていた。
「みつ!……る?」
光輝がそこで見たものは……三人の天使と……神だった。
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