プロローグ

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「お母さん大好き。」 子供の頃、本当に些細な事で言ってた言葉。 あの頃は泣いてばかりで、母さんを困らせてばかりいたのを覚えてる。 そんな俺をいつも母さんは支えてくれていた。 そりゃ怒られた時もあるし、それで喧嘩した事もあるけど、小さい頃の俺は、本当に母さんが好きだったのかもしれない。 すぐに甘えてしまっていた。 人は誰でもそんな時はある。 それは人によって違うけど、親を大切に思う事って、一番の親孝行だし、一番絆が深まる瞬間なんだ。 でも俺は、反抗期になってから、それを忘れていたのかもしれない。
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