…Story1…

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  聡がこけると言うハプニングもやり過ごし、今、2人でライブが行われる、隣町に電車に乗って移動している。       こけたせいなのか…聡は目に涙を溜めつつも、膨れている。       「聡くーん…大丈夫かぁ?」     「…………」     駄目だコリャ……     「お前なぁ…今からライブ行くのに、そんなんでNostalgiaの奴等が演奏出来るかぁ?」     「……痛いもん…」     「自業自得。」     あーぁ…『となりのトトロのめいちゃん』みたいになっちゃって……     「ほらよ、飴ちゃん。」     古典的だとは思うけど…やらないよりかはマシだ。     その古典的なのに引っ掛かる馬鹿……       もう機嫌直ってら……     本当……   「訳、分っかんねぇ…」       聡の機嫌も古典的な方法で直り、電車も無事に隣町に着いた。    
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