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カランコロン
っとやけに腹立つチャイムがなる
マスター「いらっしゃい」
カップを拭きながら言うマスター
いかにも落ち着いた雰囲気だ
いや違う
角さんの右手に握られた物 正しくは俺の背中に突き付けられている 銃がその雰囲気をぶち壊す
まるで「私誘拐犯です立て篭もりに来ました」っと言わんばかりに
そして由紀さんは奥のテーブル席に着く
角さん「お嬢の前に座れ…横に座ったら…小指詰める…」
顔近いって!
つか怖ぇ…
とりあえず座る俺
由紀「ブレンド一つ激甘で!」
意外に子ど…!!!
足踏まれた
角さんだ!全然角さんだ!
角さん「アメリカン…三つ…」
えぇ!一人で三杯飲むの!
雄「モカ一つ…」
恐る恐る頼む
良かった何もされないここは珈琲店というより喫茶店だなサンドイッチ等ある
マスター「はいよ」
無愛想なマスターが
コーヒーを持ってくる
角さん「ほら砂糖だ…」
角さんに渡されたケースから砂糖を少々入れる
しかしスプーンですくうタイプじゃなく振って出すタイプなんかあるんだぁ…等と考えていたら入れすぎてしまった
ゴクッ 一飲みしてみる
辛っ!塩じゃんか!
角さん「……」
ニヤリ
角さん笑った
確信犯だ!
由紀「いきなりだけど…」
由紀さんが口を開いた
雄「はい?」
間抜けな返事をする
由紀「お付き合いして下さい!!」
え…?
ドッキリか何か?
新手の宗教勧誘とか
角さん「お嬢!何を!こんな紐みたいな男に!」
おい聞こえてるぞ
由紀「あんたは黙ってなさい!私が好きだから付き合いたいの!文句があるなら指詰めて!そして私の家からでていきな!」
怖っ!由紀さん怖っ!小さな鞄(結構オシャレ)から単刀を取り出す
由紀「私に逆らってオトシマエつけるか!?」
角さん泣いてるよ
角さん「お嬢ごめんなせぇ!」
角さんはマッチョだし背が高いから無敵だと思ったが由紀さんがそれを撃沈+泣かせた
恐るべし由紀さん
雄「えっと…はい…」
しまった 怖過ぎてオッケー出しちまった!
こうして俺達は付き合う事になった
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