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磯島がベースに着く前に、ボールを投げた。
磯島がベースを駆け抜ける。
全員の視線が一塁塁審にそそがれた。
塁審はゆっくりと右手を上げる。
「アウト! スリーアウトチェンジ!」
「よっしゃー! 大和偉い!」
好太がグラブを出してきた。
そのグラブに大和も、自分のグラブを合わせる。
二人で繋いだリレー。
ピンチを迎えながらも、どうにか抑えた。
「いやー、俺が下りた時はどうなるかと思ったぜ!」
「ははは、なんとかね。それよりも、ナイスキャッチ! 助かったよ」
「そうだろ! やっぱ、俺はできるヤツだったぜ!」
二人は勢い良くベンチの控え選手ともハイタッチをした。
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