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「頼むわ」
好太の答えを聞くと、中谷は監督に向かって、指でバツサインを送った。
すると、監督はベンチから立ち上がり、主審と言葉を交わす。
「ピッチャー志田。サード小野」
審判のコールを聞いた大和と好太は、それぞれのグラブを交換した。
「つーかさ、大和のグローブってでっかいよな!」
「そうだな。汗で脱げたりしないようにね」
「心配ご無用!」
好太はボールをひょいと取り上げ、サードの守備についた。
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