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塚原は真面目に投げ込みを続ける。
そうしていると、心持ちだんだん良くなってきた気もしてきた。
ただし、コントロールは良くない。
いつも好太の球を受けているということが関係しているのかもしれないが。
「今の良いわよ」
「え?」
大和は後ろの美鈴を見た?
「どうしたの?」
「今の球は……」
「あら、いいボールよ。大和君分からなかった?」
正直、ただの棒玉にしか見えなかった。
「変化球って、どういう球か分かってる?」
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