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そんなことを真顔で言われたら、なにか他に言えることが有るだろうか。
いや、無い。
大和は猛烈に練習がしたくなった。
それから大会までの日々はあっと言う間だった。
しかし、その間に起こった変化は多い。
まず、好太のバッティング。
決して上手いとは言えないが、南との差は殆ど無くなった。
そして、大事件。
塚原が人差し指の豆を潰し、次の試合でも中継ぎをすることになった。
変化球の投げすぎが主な理由のようで、それが発覚してからの美鈴はかなり落ち込んでいたが、最近はなんとか立ち直った用である。
ちなみに好太のカットはやはり直ぐに習得出来た。
細かいコントロールはまだまだであるが、十分にカットとシュートでゲームは作れる。
まあ、カーブは波が有りすぎるが。
ただ、前よりは可能性のあるボールで、次の試合の鍵となるだろう。
特筆すべきは塚原の変化球。
正直、びっくりするくらいの完成度である。
だからこそ、美鈴は落ち込んでいたわけなのだが。
そして、野田と橘。
こちらは何の進展も無い。
大和としては何となくやきもきしてしまうが、放っておくしか無いのが現状だ。
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