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「私ね…好きな人おるったい!」
「あっそ!」
「4つ年上で健ちゃんっち言うっちゃけどね…」
私も煙草に火を点けた。
「私…健ちゃんと出会って初めて人っち温かいなっち思ったと…」
「……………」
「あんたはどうなん?好きな人とかおるん?」
あまりにも無言な私に
小百合は問いかけてきた。
「好きな人とかおらん!」
「そっか…恋っち結構良いもんばい!あんたもいつかそう思える日が来るといいね!」
「まりは恋も男もいらん!信じれるのは自分だけっちゃん!綺麗事ばっか…あんたばりウザイ!」
小百合は笑った
「私、綺麗事言うのが一番苦手っちゃん!」
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