47人が本棚に入れています
本棚に追加
あの日は珍しく
部屋の鏡に反射する
日の光が…
…眩しかったんだ。
ピピピピピ♪
―中学1年の2月
「「修太が死んだ…」」
…涙は出なかった。
「えー?何で中学生がおるとー?」
だって私は
泣き叫ぶ修太の
お母さんよりも
駐車場を埋め尽くす程
沢山いる高校生よりも
…誰よりも早く
修太にお別れをしてたんだ。
「修太…」
私は人混みの隅で
そっと手を合わせた。
高校1年生の修太には
まだまだ未来があった。
きっと沢山の希望の光が待っていたはずなのに…
「修太…ごめんね」
何度でも言うよ…
「修太………ごめんね。」
最初のコメントを投稿しよう!