4/11
前へ
/250ページ
次へ
「小百合…まり、本当はずっと蓮君の事好きやった…今でも本当は好き…」 「知っとるよ…そんな事!」 「やけどまり…もう…前に進む。明日から…前に進む!」 「無理せんで良いとよまり!簡単に忘れられる恋とかあるわけないっちゃけん!良かったやん…ちゃんとお別れ出来て!それだけでも…あの頃とは違う!」 「…うん」 …そうだ私は 無理矢理過去にしようとしたから、あんなに辛かったんだ。 だから辛い“感情”を殺して生きて来たんだ…。 確かに今も辛いけど あの頃とは全然違う。 「小百合がおってくれて良かった!」 ねぇ小百合… 本当だよ。
/250ページ

最初のコメントを投稿しよう!

47人が本棚に入れています
本棚に追加