好きな人

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「私と…付き合ってくれないかな?」 僕は、耳を疑った…。 幼なじみである亜紀の突然の告白だったから。 「…やっぱり嫌?」 亜紀が僕を見つめて寂しそうに言った。 嫌?…そんな訳ない。 だって僕は、ずっと亜紀のことが大好きだったんだから。 ただ…信じられなかった。 固まったままいる僕の顔をじっと見つめ続ける亜紀。 「別に…いいよ。」 嬉しくて仕方ない筈なのに、亜紀に素っ気なくそう言ってしまった。 それでも亜紀は、嬉しそうに僕に微笑んでくれた。
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