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亜紀は男が近づいてくるので、後ずさりながら叫ぶ。
「…来ないでっっ!!」
男は一瞬驚いて立ち止まるが、
すぐにニヤニヤしながら亜紀との距離を縮めてきた。
「…亜紀は悪い子だね。そうやって僕を誘ってるんだろう?」
身体を震わせながらギュッと目をつぶる亜紀の耳元で、クスクス笑いながら男が囁き亜紀を抱き上げる。
「…っ!嫌だっっ!降ろしてっっ!!」
亜紀は慌てて抵抗しながら男に言うが、男はクスクス笑ったままだった。
「…もうすぐだから、暴れないでよ。
ホントに素直じゃないんだから。」
亜紀は、抵抗し続ける。
ドサッ
やっと放された場所が深く沈み込む。
亜紀は起き上がろうとしたが男に腕を掴まれ、ベッドにまた深く沈んだ。
ギシッとベッドが軋む音が響き、亜紀は脅えていた。
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