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長い夏休みが終わり、ニ学期がはじまった。
同時にゆうかとの暮らしが始まった。
親の反対を押し切ってようやく手に入れたのだ。
ただ気になるのは詩織が日本に来ている事…
顔を合わせられない
いや…合わせたくない
でもなんとなく、あの手紙は詩織の仕業のような気がしていた。
別れ際に言った言葉…
あれは女にとって辛い言葉だろう…
俺も最低な言葉を発したし…
それに真辺の事もあるし…
「りょうま?」
智の声が後ろで聞こえる
「ん?」
「どうしたんだ?また真辺の事?」
「なあ…詩織が日本にいるってよ…」
「ふーん…」
あっそ…と言った様子の智に説明した。
詩織との関係…
別れた時に言った言葉…
すべて話した。
智は何も言わずにひたすら頷いて聞いていた。
話が終わると、肩をポンと叩いてどこかへ行ってしまった。
「はあ~…」
どうしたらいいのだろうか…
それに最近ゆうかは調子が悪くて、今日も休んでいる
早く帰ると言っても学校さぼるなと言われたから帰らないが心配でしょうがない…
たまに電話するけど…
この頃、りょうまにストレスがたまり始めていた…
それは後に、大変な事態を招く事になる。
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