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「わりいな…」
智はみずくさいなと言った顔をしている。
「あ…おはよー!智君」
ゆうかは何も知らず、明るい表情を見せた。
でも智は下を向いて何もしゃべらない。
え?智?どした?
智の顔を見ると、目をつむっている。
「どうしたの?智くん」
「ナイス笑顔だよ!ゆうかちゃん」
智は
グッと親指を立てた
そっちかい!!
「ぜんっぜん関係ねーし!!!ってかなんやねん、そのテンション!」
思いっきりツッコむ。
「アハハハ…二人とも本当に面白いね!」
満面の笑顔で笑うゆうかを見て、少しほっと肩をおろした。
「あ…わりーりょうま、トイレ言ってくるわ」
頭を抑えながら教室を去っていった。
「おい!こら!質問に答えろー!ってか、頭抑えてんのになぜトイレやねん!」
このツッコミ…本当に疲れる…
「何話してたの?」
不思議そうにゆうかは聞いてきた。
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