第3話…誤解

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「わりいな…」 智はみずくさいなと言った顔をしている。 「あ…おはよー!智君」 ゆうかは何も知らず、明るい表情を見せた。 でも智は下を向いて何もしゃべらない。 え?智?どした? 智の顔を見ると、目をつむっている。 「どうしたの?智くん」 「ナイス笑顔だよ!ゆうかちゃん」 智は グッと親指を立てた そっちかい!! 「ぜんっぜん関係ねーし!!!ってかなんやねん、そのテンション!」 思いっきりツッコむ。 「アハハハ…二人とも本当に面白いね!」 満面の笑顔で笑うゆうかを見て、少しほっと肩をおろした。 「あ…わりーりょうま、トイレ言ってくるわ」 頭を抑えながら教室を去っていった。 「おい!こら!質問に答えろー!ってか、頭抑えてんのになぜトイレやねん!」 このツッコミ…本当に疲れる… 「何話してたの?」 不思議そうにゆうかは聞いてきた。
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