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「んな…知らない人がこんなん渡すわけないやろ?」
「でも、詩織さんがどうのこうのって…」
「あ!りょうま!」
りょうまは勢いよく家を飛び出した。
ピラリロピ…ピラリロピ…
『着信中』 ゆうか
「もしもし、りょうま?どこにいるの?」
「今暖かいもの買ってるから待っとき」
「嘘つき!違うの、さっきの話ね…」
「体調不良なんやから寝とき…」
一方的に電話をきって、さらにスピードを上げた。
病院にいるはずだ、いなくても真辺に聞き出せばわかるかもしれない…
「真辺さんですね?真辺さんのお部屋は203号室です」
病院につき、真辺の病室を受け付けに聞いた。
「ありがとうございます」
一度来たが病室を忘れていた。
自殺未遂でとても動揺していたからかな?
病室について一息ついたあと、りょうまはドアを開けた
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