第4話…キミとの誓い

3/16
前へ
/495ページ
次へ
学校の行き道…たくさんの生徒たちが雪投げをして遊んでいる。 ボフ!! 後頭部を雪が直撃。 後をむくとゆうかが雪を丸めていた。 「えい!」 ゆうかが投げた雪玉をりょうまはすかさずそれをかわす。 「ダーメ!かわしちゃ!」 「んなもんあたったらいてーだろ!」 そういって学校に向かって突っ走る。 「待ってよー!」 すぐにゆうかも走り出した。 こうやってゆうかとじゃれるのが大好きだった。 「キャ!!」 ゆうかは雪で滑って転んで、道に倒れ込んだ。 「大丈夫か?」 急いでゆうかに駆け寄り、体を起こした。 「へーきだ…よ!」 ベチャ!! …………………… ゆうかはりょうまの顔に雪を投げた。 「引っ掛かった!えへ」 猫のようなポーズをするゆうかを掴んだ 「お前みたいな悪いやつは…こーだ!」 「ちょ!ちょっとー!」 ゆうかをかたぐるまして学校へ走った。 「危ないからー!」 「お前を地上に野放しするほうが何十倍も危ないわい!」 心配そうなゆうかにかまわず突っ走った。
/495ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1874人が本棚に入れています
本棚に追加