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学校の行き道…たくさんの生徒たちが雪投げをして遊んでいる。
ボフ!!
後頭部を雪が直撃。
後をむくとゆうかが雪を丸めていた。
「えい!」
ゆうかが投げた雪玉をりょうまはすかさずそれをかわす。
「ダーメ!かわしちゃ!」
「んなもんあたったらいてーだろ!」
そういって学校に向かって突っ走る。
「待ってよー!」
すぐにゆうかも走り出した。
こうやってゆうかとじゃれるのが大好きだった。
「キャ!!」
ゆうかは雪で滑って転んで、道に倒れ込んだ。
「大丈夫か?」
急いでゆうかに駆け寄り、体を起こした。
「へーきだ…よ!」
ベチャ!!
……………………
ゆうかはりょうまの顔に雪を投げた。
「引っ掛かった!えへ」
猫のようなポーズをするゆうかを掴んだ
「お前みたいな悪いやつは…こーだ!」
「ちょ!ちょっとー!」
ゆうかをかたぐるまして学校へ走った。
「危ないからー!」
「お前を地上に野放しするほうが何十倍も危ないわい!」
心配そうなゆうかにかまわず突っ走った。
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