第4話…キミとの誓い

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その日の帰り道… ゆうかは公園にりょうまを誘った。 誰もいない二人きりの公園で、ただ虚しくブランコの音だけ聞こえていた。 キィーコ… キィーコ… そんな中、ゆうかは口を開いた。 「りょうま…もし、もしだよ?私が、すごい病気になったら…どうする?」 突然ゆうかが、真剣な眼差しで見てくる。 目を閉じながら自分のおでこをゆうかのおでこにつけた。 「そうなっても、俺はゆうかから絶対に離れないぞ!」 そういってニカッと笑ってゆうかを安心させる。 「本当?」 疑い事を言うゆうかにりょうまは小指をたてた。 「なあに?」 「指切り…しようや」 「…うん!」 ゆうかはりょうまと小指を絡ませた。 「ゆーびきーりげんまんうそついたら…」 二人で歌いながら笑った。 もしそうなったら、何がなんでもゆうかのそばにいることを誓った。 「ゆーびきった!」 また二人は笑顔を零す。 幸せ この言葉が今、合っているかもしれない。 また雪が降り始め、粉雪が二人を包んだ。
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