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「雪も降り始めたし…そろそろ帰ろうか?」
「うん、帰ろう!」
手を繋いで公園を出た。
雪はしばらくして激しさを増してきた
「寒いよ…」
ゆうかはしがみついてきた
「中入るか?」
コートのボタンを外してひらく
「入る!」
りょうまのふところに入り込むゆうかをそっと抱きしめボタンを閉めた。
「りょうまのコート大きいね」
ゆうかの身長は151センチ、りょうまは168センチだからゆうゆうにコートの隙間にはいる。
「ゆうかの体はちっちゃいけどな!」
「うるさいなー…ゆうかは女の子なんだからちっちゃくてもいーの!べー!」
ゆうかはあっかんべーをしてまたコートの中に潜った。
「なんか…バカップルみてー…」
周りからみたら明らかバカップルだ…
「そこのお二人さん!ラプラプだね~眩しいよ」
背後から声がして、振り向くと、健二と智が立っていた。
「まったく…二人が羨ましいわ…」
健二がりょうまの肩を掴んだ
「お前ら彼女と帰らへんの?」
「帰りてーよ!」
二人は声を揃える。
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