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「好きに作るって言ってもなー。まあ気楽にいきますか」
そう言うと伊織は魔鉱石に魔力を込めた。
すると魔鉱石が輝き、そこには…………
「…………油揚げ?」
金色に輝く油揚げが乗っていた。
「伊織くん。何作ったの~」
伊織が油揚げをいじくっていると、やはり作業を終えた沙那が近づいてきた。
「んーなんか変なのが出てきた」
そう言いながら伊織は油揚げを沙那に手渡した。
「綺麗なだね、これ。あ、これ純金だよ」
「それで沙那は何を作ったんだ?お前も武器はあっただろ」
「私?私は魔力増やす指輪だよ。ほら」
沙那の指には綺麗な宝石がついた指輪がはまっていた。
「俺もそういうのを作ればよかった」
「ふふ、後悔先に立たず、だよ。ほら終わったらティファ先生の所に集合だよ」
「じゃ、早くいこうぜ」
沙那は指輪を、伊織は純金の油揚げを持ってティファの所に向かった。
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