アーロンの瓢箪

6/6
32人が本棚に入れています
本棚に追加
/12ページ
ユウナの肩が揺れていた。 「確かにジェクトさんなら言いそう… アーロンさんお酒飲まないよね?」 ティーダは、ユウナの笑顔が好きだ。 ユウナが一つ笑う度、 自身も元気を一つ貰う。 ザナルカンドには帰れないけど、ユウナと一緒に居られれば、今はいい…。 時々彼女は、泣きそうな顔をしている。 いつかその泣き顔の訳、ユウナが話てくれるのを、今は待とう。 「おい!くだらない話をしてないで、行くぞ」 アーロンの声に立ち上がると、アーロンの瓢箪が揺れた。 二人は、瞳を合わせて少しだけ笑った。
/12ページ

最初のコメントを投稿しよう!