●月☆日 某所にて

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「はぁ……?」 我ながら、なんと間抜けな声なのか。 口も開いて、さぞ間抜けな顔をしていたことだろう。 黒頭巾は書類らしきものを書いていたが、こちらの様子を感じ取り顔を向けた。 「信じられないという顔をしているね(笑)」 信じろ、ってほうが無理だろ💧 なんの冗談だコレは。この後『街角ドッキリ大作戦』的な看板が出てきて俺はテレビカメラの前とかでコメントを言うのだろうか。「いや~一瞬ビックリしました(笑)本当に死んだのかななんて思いましたよ(笑)」……… 「本当だからね」 黒頭巾がぽつりと言った。
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