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「翔一くん、君はお友達と待ち合わせした本屋の目の前の道路で大型トラックに弾かれちゃったのさ。即死だったよ、頭蓋骨の打撃によるショックが一番の原因かな」
頭の中が真っ白に……なるよ、なるのが普通だよ。
此処は確かに見たことがない所で、見たことがないおっさんで、道路を横切った記憶が、確かにない。
「今は君の死後三時間ほどが経過したかな。あっちの時間で言えば。君はその後―――」
おっさんがなんかごちゃごちゃ言ってたが、俺は記憶がない。気を失ったのだろうか、『死んでる』のに。
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