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『おう!おはよう、はるみ!今日も可愛いじゃないか!ハハハッ!』
朝から妙にテンションの高い父親がリビングに入ってきたので、振り返り返事をする。
『おはようお父さん。可愛い事は自分で自覚しているけど、ありがとう。』
言葉通りに可愛らしく微笑み、直ぐにツンとした表情に戻り話し出す。何度も言うが、これが彼女の普段の顔だ。
『今日は部活だけだから早く帰るね。でも夜は葵君と過ごすから夕飯はいらないわ。』
『あら、そうなの?葵君を家に連れて来たら良いのに(´・ω・`)シュン』
ご飯や目玉焼きを並べ終え席に着いた母親は、あからさまに寂しそうな表情をしながらぼやく。
そのすぐ横の席に着いた父親は、満面の笑顔でタコさんウィンナーを箸でつまみ母親に差し出した。
『マイ・スゥイート・ハニー、今宵は二人だけで愛を囁き合わないかい?さぁ、僕の愛を受け止めてくれるね?お口を、、、』
『まぁ、ダーリンったらぁ、、、/////』
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