―第二幕―

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~エトナの部屋~   「ここがエトナの部屋か」 煉が言った。   「いい部屋でしょ~」 エトナが楽しげに言った。 ちなみにテーブルにはすでに蒼鬼がいた。   まあな、確かにいい部屋だな。 ところでそこで料理を取り分けてるのは誰だ?   「あ、僕はアンバー・キャット=ウィズフォグと言います。よろしく」 そう言ったのは赤い目の水色の髪の色の女だった。   「こいつはさっき帰って来る間に見つけてね、飯おごってくれるらしいから部屋に招待したんだ」 エトナがニコニコしながらそう言った。   「そうか、じゃあ私達も貰っていいか?」 「はい、どうぞ」 あ、俺はいらないぞ。来る前にもう喰ったからな。   「そうですか…それでは五人で頂きましょう」 え、俺は要らないんだが。   「あ、そこに僕の連れがいるんです」 ベッドには読書している赤い髪を後ろに束ねているブルーの瞳の男がいた。 「己(おれ)もいらんぞ、喰ってきたからな」 「彼はリオン・トイルといいます」 アンバーが説明してくれた。   「よろしく」 リオンというらしい男が言った。 ああ、よろしくな。   そうしている間に料理が四人分の皿に盛られていった。 「それじゃあ頂きましょう」 そして四人はすぐに食べ終わった。 そして悲劇は起こった。 「―――ヴ……」 アンバー以外の三人が苦しみ始めた。   「あれ、どうしたんですか?」 「ト、トイレ……!」 そう言い残して三人は部屋から一斉に出て行った。   どうしたんだ?あいつら。
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