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洋治は久々の休みの日を一海と出かけることに費やそうとした。
もちろん一海に大事な告白をするためである。同じ日に大地も一海を誘おうとしていた。
一海が教室に行くと洋治が明日提出するための課題をやっていた。一海…「勉強熱心だね。明日のでしょう?」洋治…「家に帰ったら寝たいからな…。」
一海…「そっかぁ。」洋治…「なぁ一海…」一海…「何?」
一海は鞄から菓子の袋を出した。そして開けて食べ始める。
洋治…「今度の日曜日どっかに出かけよう?」
一海…「良いよ。じゃあさ大地にも聞いて見るね。」
洋治…「いや…二人で…」
一海…「えっ…」
一海は思わず菓子袋を落とした。辺りに菓子が広まる。
洋治…「だめ?」
一海…「いや…あの…分かんない。」
一海は菓子を即座に拾い、帰る支度をした。一海…「ごめん。先帰る。」
洋治…「日曜日、西公園で九時に待ってるから。」
いつでも三人一緒だったのになぜ洋治が二人きりで会おうなんて言うのか一海には分からなかった…。
大地…「一海!…」
一海…「大地…何?今早く帰りたいの。」
大地…「じゃあ…」
一海…「バイバイ。」大地…「一海!二人で出かけよう!日曜日九時○○駅で…」
一海…「…して。…どうして二人きりなの?三人で会えば良いじゃん。大地も洋治も分け分かんないよ。」
一海(三人一緒にいたい…)
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