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約束の日曜日。大地と洋治はそれぞれ待ち合わせ場所で一海を待っていたが一海は来なかった。
大地…洋治(ちくしょう!)
~~~月曜日~~~
大地は教室に入ると洋治に近寄った。
洋治…「はよっ 今日早いね。」
大地…「あぁお前に話しあってさ…誰もいないから教室で良いか?」
洋治…「あぁ 一海もいないしな…一海のことなんだろ?」
大地…「まぁな。」
洋治…「で、何?」
大地…「俺はさ一海が好きだ。お前は?」
洋治…「いきなりそこからかよ。 好きだぜ。だからなんだよ。喧嘩は無理だぜ。甲子園控えてるから。」
大地…「かけようぜ。お前が甲子園で優勝したら一海はやる。お前が甲子園で優勝しなかったら俺がもらう。できるだろ?ベスト4常連校なんだから。」
洋治…「お前…賭けって… 良いぜお前が圧倒的に不利だけど、良いんだな。」
大地…「あぁ抜け駆けなしの一本勝負」
一海は廊下で二人の会話を聞いていた。虚しさと怒りが込み上げてきた。親友じゃなかったのだろうか…。
それから甲子園大会は始まり 洋治達は例年通りベスト4まで難なくこなしなんと決勝まで勝ち進んだのだ。
それでも大地は冷静だった。よく考えれば一海が二人のどちらかを選ぶんだと…。
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