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静かな部屋の中着信音が響き渡る…
う…ん
うるさい。電話だ…
ベッドの中から携帯が置いてあるところに手を伸ばし布団の中で携帯画面を開いた
携帯の光が眩しいのか目を細め画面を確認する
まだ虚ろなままメールボックスを開くと送り主が三光からだと気づいた。
『まだ朝やんけ』
一言ボヤいた後に内容を確認した。
旅行？…
眠っ…
メールを受け取ったのは同じバイト仲間の福田吉兆〈ﾌｸﾀﾞｷｯﾁｮｳ〉であった。
福田は返事を返さず携帯を閉じ
すぐに眠りについた…。
しかしすぐに
携帯から福田の好きな"AK69"の着うたが流れだし眠りを妨げる
福田は携帯を取り画面を確認したところ相手は先ほどメールを送ってきた三光であった。
無視をしようと考えたが電話だったので嫌々通話ボタンを押した。
「なんやねん？」
最悪な目覚めで機嫌の悪い福田の一言から通話がはじまった。
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