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『あ!フッキー?』
妙なテンションの三光の声が福田の耳に突き刺さった。
「うん…なんやねん」
「おーそれで?」
「んー」
福田はベッドから起き上がり
テーブルに置いてあるクールの箱から煙草を1本取り出し煙草に火をつけた。
煙草を一口吸った後
煙を深く吐き出し
いつもの見慣れた部屋を見渡した
見慣れたカーテンの隙間からは太陽の光がもれているのが目に映る
その太陽の光に映し出された煙草の煙はまるで綿飴のように宙に浮かんでいる
それを見ながら一言つぶやいた
「マジ勘弁…」
全く興味が湧かない福田は電話を切ることだけを考えていた。
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