12月24日

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  「‥こりゃあ、沙夜里が毎日遊んでる人形じゃねぇか。これと同じのが欲しいってのかい?」   「それはミカちゃん人形。ミカちゃんハウスはその人形のお家の事よ」     「‥へぇ、そうなのか。 まぁ、約束しちまったからなぁ、プレゼントしてやらねぇとな。 秋奈、買ってきてやってくれよ、頼んだぞ。」   すると秋奈は   「何言ってんのよ?虎さんが言った事でしょ?虎さん買ってきてよ。」   「は!?な、なな何言ってんだ?お、俺がおもちゃ屋なんかに入る訳ねぇだろ!? ましてやその、ミカちゃん何たらなんて、格好悪くて買えるかよ!!バカ言っちゃいけねぇや!」   「しーっ!そんな大声出すと沙夜里が起きちゃうでしょ!せっかく昼寝したところなんだから。 それに、アタシは家の事やらなきゃいけないし、クリスマスの夕食も作らなきゃならないの! 虎さん暇なんだから行ってきてよ。格好悪いとか言ってないでさ!」   「な、何だよ?そのクリスマスの夕食って?沙夜里にプレゼントするだけじゃねぇのかよ? ‥大体なぁ、江戸っ子はクリスマスなんて軟派なもんはやらねぇんだよ!」   「なにが江戸っ子よ。愛知県出身なのにさ。 それにねぇ‥」   秋奈が詰め寄ってきた。
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