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祐介は正直、呆れていた。もっと別に言うことがあるだろう。それに、ある言葉に引っ掛かった。
「学ー、ちゃんと規則読んだかー?書いてあるだろ?【例外無く強制参加】だって」
「ふざけんな!今から父に電話してやる!僕を“ゲーム”から外すように!」
また言った。“ゲーム”と。
「学ー、規則ちゃんと読めよ。先生に逆らうとどうなるか知ってるか?」
学はイシイの言葉を無視し、電話をかけはじめた。
「…ったく、しょうがねーな」
イシイは黒く、小さなリモコンを学に向けた。
ピッ…ピッ…
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