3年前の、悪夢

6/11
前へ
/129ページ
次へ
クラスがざわついた。 「ぼ…僕だ」 学のAEPウォッチが光りながら機械音を出している。 ピッ、ピッ、ピッ 「助けてくれ…助けてくれよぉ!仲間だろ!中西ぃ…」 学は唯一無二の友達とも言える『中西雄真』の近くへ歩み寄った。 「中西…」 雄真の行動は意外であった。 「俺まで巻き込むな!」 そう言うと、学を突き飛ばした。 ピッピッピッ 「頼む…誰か…誰かぁ!」 ピピピピピッ 「うわぁぁぁあ!!!」 ボンッと音と同時にAEPウォッチが爆発し、学の右手は綺麗なアーチを描きながら飛んでいった。
/129ページ

最初のコメントを投稿しよう!

593人が本棚に入れています
本棚に追加